Ubuntu 18.04.3 LTSでエラーがでてデータをちょっと失ったりしたので、
SSDを新しくして、Ubuntuも再インストールすることにしました。
SSDは、
Intel SSD 665p Series SSDPEKNW010T9X1 1TB M.2 2280 Intel SSD 665p シリーズ
1TBで12680円です(Amazonで購入)。毎度のことですが、安くなりました。
1TBなんて使い切れないな。
今回はWindowsPCでUbunt 20.04のLive USB作ります。
20.04の日本語RemixISOファイルをダウンロード
Bootable USBの作成ソフトは、UNetbootin を利用
Windowsでも、LinuxでもMacでも使えます。
LiveUSBからブート
1 パーティションテーブルの作成
新しいSSDなので、パーティション作成からスタート
UEFIだとUEFI用のパーティションが必要になる。
EFIシステムパーティション 600MB
ルートパーティション(/) 400GB ext4 こんなにいらないかも。
ホームパーティション(/home) 残り全部 600GB ext4
2 ネットワーク設定
ルーターで、新PCのMACアドレスを、192.168.0.100DHCP固定割当。(今回はマザボは変更なしなので変更不要)
Ubuntu側では設定変更不要
3 アカウント設定
Ubuntuシングルサインオンの設定
Firefoxアカウントの設定
Googleアカウントの設定
4 Ubuntuソフトウェアセンターからインストールできなくなっている!
Synaptic, drop box, PDF-shuffler
5 ソフトインストール
sudo apt install synaptic
Synaptic でDrapboxを検索
nautilus-dropbox をインストール
デスクトップ左下のアプリケーションを表示するで、dropboxを検索して起動
dfopboxのインストールのダイアログボックスがでるので、インストール
dropboxにLogin
Synaptic でPDF-shufflerを検索
PDF Arranger was formerly known as PDF-Shuffler.
だそうで、PDF-Arrangerをインストール
これも右クリックでお気に入りに追加
6 プリンタの設定
下記のサイトからマニュアルと、ドラーバー、インストーラーをダウンロードして
指示どおりにコマンド実行する。我が家ではLAN接続。
7 メールシステム設定
SynapticでPostfixをインストール、設定を聞かれるので、ローカルのみを選択
/etc/postfix/main.cf の最後に追加
home_mailbox = Maildir/
sudo postfix reload
(旧sudo /etc/init.d/postfix restart)
Synapticでdovecot-core、dovecot-imapdをインストール
/etc/dovecot/dovecot.conf に
mail_location = maildir:~/Maildir を追加
sudo dovecot reload (旧sudo restart dovecot、旧/etc/rc.d/init.d/dovecot restart)
Thunderbirdのアカウント設定ーサーバー設定ーセキュリティー設定ー接続の保護で
なしを選択していると、サーバーが接続方法をサポートしていませんでエラーになる。
接続の保護を、SSL/TLSに変更する。証明書の例外承認を求められるが接続可になる。通常のパスワード認証
サーバー名 ubuntu ポート993
ユーザー名 ubuntu上のユーザー名
Synapticでfetchmailをインストール
/etc/default/fetchmail を編集してSTART_DAEMON=yesとすると、起動時にスタートする。今回は、スマホでいらないメール削除したあとに手動でfetchすることにする。
/etc/fetchmailrc をバックアップからcopy rootでないと見えないので注意!
手動でfetch するので、 /home/xxx/.fetchmailrc に保存
sudo /etc/init.d/fetchmail start
パスワードの機密を守るため、 ~/.fetchmailrc のパーミッションは 700 でなければなりません。 700 以外の場合には、 fetchmail は、エラー出力を行って終了します。
fetchmailでGmailを取得するを参照
8 外部NASをnsfでマウント
synapticから、nfs-commonをインストール、必要な依存パッケージもインストール
fstabに追加
xxx.xxx.xxx.xxx:/volume1/photo /mnt/NAS/photo nfs noauto,rw,soft 0 0
xxx.xxx.xxx.xxx:/volume1/music /mnt/NAS/music nfs noauto,rw,soft 0 0
xxx.xxx.xxx.xxx:/volume1/video /mnt/NAS/video nfs noauto,rw,soft 0 0
マウントポイントを作成
9 Remmina
ubuntuソフトウェアからRemmina(RDPとVNCによる他のコンピューターの画面共有)をインストール
家のWindows10やレンタルサーバーにアクセスするためにRemminaを利用
接続プロファイルは隠されていて、Gnome-Keyringで管理されているそう。
古いディスクからCOPYするのは大変そうだったので、パスワードを探して再設定
10 synology-cloud-station-backup
DS218jにUbuntuからデータをバックアップするツール
Ubuntu用のアプリがダウンロードできる。WindowsやMacもある。
https://www.synology.com/ja-jp/support/download/DS218j#firmware
debファイルをダウンロードして、右クリックでインストール
11 Wake On LAN
gwakeonlanを使っていたけれど、Synapticに見当たららいので、コマンドラインからwakeonlanでいいかな。
synapticからwakeonlanをインストール
wakeonlan MAC Address でマジックパケット送信
12 簡易NASのUSBドライブをマウント
cifs-utils パッケージをSynapticでインストール。
必要な依存パッケージもインストール。
入ってないと、マウントしたときにエラー
mount(2) システムコールが失敗しました: ホストが落ちています.
/etc/fstabに追加
//192.168.x.x/disk1_pt1/Scandata /mnt/Scandata cifs username=xxxx,password="",iocharset=utf8,rw 0 0
マウントポイントを作成
16.04ではマウントできるのに、18.04ではマウントがエラーになる。
調べてたところ、下記の記述を発見!
原因はLinux Kernel 4.13からSMB 3.0がデフォルトCIFSになって,SMB1.0が無効になったみたいなことらしいですよ。
色々と格闘した結果,オプションにvers=1.0を追加するとつながるようになりました。
SMB1.0はセキュリティ的に非推奨だからデフォルトで無効になったわけですが、他の方法ではどうもうまくいかないのでしばらくこれでいきます。どんどん時代から取り残されていく気がするなぁ。
参照 cifsによるNASの自動マウント
これでマウントできました。
//192.168.x.x/disk1_pt1/Scandata /mnt/Scandata cifs username=xxxx,password="",vers=1.0,iocharset=utf8,rw 0 0
13 マイナンバーカートリーダーACR39U
税務申告のためにマイナンバーカートで電子認証する必要がある。
ubuntuは推奨環境に入っていないので、ubuntuから直接マイナンバーカートを利用できない。
RDPでWindowsに接続すれば、ubuntuにUSB接続したリーダーから電子認証できる。
synapticでpcscdをインストール。
PC/SC を使用してスマートカードにアクセスするミドルウェア(デーモン側)
PC/SC Lite の目的は、スマートカードおよびスマートカードリーダと通信する Windows(R) SCard
インターフェースを非常に小さなフォームファクタで提供するこ とです。
libccid
PC/SC driver for USB CCID smart card readers も同時にインストールされる。
インストールして /etc/init.d/pcscd restart 動いた。
マイナンバーカードを挿すと、2秒ぐらい緑が点灯。
自動でインストールされたドライバーで問題なく動いた。
ドライバが必要な場合は下記のサイトから入手可能
日本ではNTTブランドで販売されているが、この会社のOEMらしい。
日本語版のサイトはアップデートされていないので、英語版を見ること。
https://www.acs.com.hk/en/products/302/acr39u-smart-card-reader/
Linux用のドライバパッケージをみても、Ubuntu2004用のパッケージはまだ含まれていない。
続く